ASSAY OFFICE(試金鑑定所)イギリスの刻印

ASSAY OFFICE
ASSAY OFFICE(試金鑑定所)はイギリスのホールマークを管理する公的機関です。約800年にも渡りホールマーク制度を維持しているところはとってもブリテッシュですね。このASSAY OFFICEはロンドン、バーミンガム、シェフィールド、エジンバラと4箇所あります。工場で作られた商品は全ていずれかのASSAY OFFICEに送られて刻印を打ちます。1998年以前は次の4つの刻印で構成されていました。
  1. スポンサーマーク(メーカーの印)
  2. スタンダードマーク(貴金属の種類、含有量、製造場所)
  3. 試金鑑定所認定マーク(それぞれのASSAY OFFICEの刻印)
  4. 年代マーク(刻印した年)
1998年のルールが改定され年代マーク(Date Letter)はオプションになりました。

ASSAY OFFICEの刻印
ASSAY OFFICE の刻印です。
上からロンドン、バーミンガム、シェフィールド、エジンバラと鑑定に出した場所により刻印が違います。この刻印は金と銀に打たれますがバーミンガムは銀の場合アンカーの刻印を横向きに打ちます。

スタンダードマーク
次はスタンダードマークです。これは金属の品位を表します。金は18金が日本では有名ですが、イギリスでは9金がポピラーです。アメリカは14金、中国は24金と国によって違います。銀の品位は2種類ありSterling Silverとbritanniaに分かれます。スターリングシルバーは銀の含有量が925/1000以上957/1000以下です。958/1000以上はブリタニカと呼ばれています。また、スコットランド製のSterling Silverとその他の地域のSterling Silverは刻印が違います。(6番目がスコットランド、その他の地域の刻印が5番目です。7番目がbritanniaの刻印、一番下がプラチナの刻印です。)

ドッグタグ   ドッグタグの刻印
それでは実際の商品に刻印されている写真をご覧下さい。この写真はDOG TAGですが表面のモチーフに刻印を使っています。一番上から説明しますが、まずVaは作っている工場の刻印です。弊社の商品の作製をお願いしている「バイパデザイン」が登録している自社工場の刻印です。
次が銀の国際協定マークで純度が92.5%以上有る事が分かります。次のCは鑑定した年のマークで2002年に鑑定されています。因みに2000からa b c d e f g h i j で2009は k となります。次は錨(アンカー)ですが、これはバーミンガムのASSAY OFFICEで鑑定されたシルバー製品の証明です。(銀なので錨が横を向いています。)最後のライオンは「MADE IN ENGLAND」でスターリングシルバー(Sterling Silver純度が92.5%~95.7%)の証明です。詳しい事が知りたい人は廃盤かも知れませんが(株)弘研が出している「BRADBURY'S BOOK OF HALLMARK」を入手すれば細かい事まで全て理解出来ます。

DATE LETTER
次はDATE LETTERです。これは鑑定した年をアルファベットで表して有ります。因みに2009年は k です。
基本的にはアルファベットの順番のようですがたまに飛ばしたりするので正確なところはわかりません。私の回りに居るイギリス人(勿論、金銀関係)は誰もその理由について知りませんでしたし、気にもしていないし疑問に思わないようなので未だに分からないままです。ご存知の方がいらっしゃいましたら是非教えて下さい。

特別な刻印
特別な年には特別な刻印を押すことがあります。
  • 1935年 ジョージ5世とメアリー王妃即位25周年記念
  • 1953年 女王陛下戴冠式記念
  • 1977年 エリザベス2世即位25周年記念
  • 2000年を記念したミレニアム マーク

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